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    旧コラム「ビデオナイト」のバックナンバー!
     
ビデオナイトその1 いにしえの2003年5月15日スタートから2004年4月15日分
  ビデオナイトその2 2004年7月20日から2006年2月16日分
  ビデオナイトその3 2006年3月6日スタートから2008年1月16日分



  VOL.1 2003/5/15  
  いやー、映画ってほんといいっす。生まれ変わったら、 映画に携わる仕事がしたいと思うほど、映画が好きです。
そんな、わたくし遠藤がこのコラムで映画のビデオを紹介していきたいと思っています。

「これ、見なきゃ!」から「見事に期待を裏切られました」まで紹介していきます。
ビデオですから、新しいものから古いものまでいろいろです。
「そんなの、もう見たよ。」ってのもあるでしょうが、それはそれという事でよろしくお願いします。
また「こんな、面白いのがあるよ!」ってのがあれば、ご一報くださればうれしいです。
ゆくゆくは、このコラムが映画好きの交流の場になればいいなと思っている次第であります。

僕は小さい時からよく「この映画、 ぼくの中で1位!」とかよく言ってました。
年齢と共に、見た本数が増えてくるとそれでは収拾がつかなくなり、 「その映画、SF部門で2位!」とかになってしまいました。
最近では、「あっ、あれは48点ね。」なんて、勝手なことを言っております。
さらなるうえに、無断にも「えんどう賞」なるものを生み出し、 「ことしの『えんどう賞』は〜に決定!!」なんて一人で言っている始末です。
(ちなみに、昨年はおおかたの予想どうり「千と千尋の神隠し」が受賞しました。 宮崎監督、おめでとうございます。)

前置きが、長くなってしまいました。では紹介です。いろいろ迷いましたが第1回目は「マトリックス」です。
なんせ、もうすぐ「リローデッド」がやってきますからね。すでに見た人も再チェックです。
複雑に構成されたストーリー、一定間隔でやってくる見せ場、ほんとよく出来てます。
瞳に感情のない(?)キアヌ・リーブスにはぴったりのはまり役です。
CG主流の最近の映画のなかでも、 カメラワークに盛り込まれたアイデアはキューブリックファンの僕としては「どうやって、撮ったんだろう?」という喜びがあります。
なかでも、キャリー・アン・モス演じるトリニティがヘリコプターの操縦方法をダウンロードする時の「まぶたピクピク」は、すっかり僕を虜にしてしまいました。
あとは、やっぱりエレベーターホールでの銃撃戦ですよね。圧巻です。
NG出したら、どうするんだろうといらぬ心配をしてしまいます。

「リローデッド」をはやく見たいという気持ちを抑えるためにも、 今からトリニティのフィギア買いに行こうっと!
 
     
     
  VOL.2 2003/6/7  
  さて、第2回目です。先日「マイノリティリポート」を借りにビデオ屋さんに行ったのですがすべて貸し出し中で、しょうがなく隣にあった「チェンジングレーン」を借りました。

これが、当たりだったのですねー。 もともとサミュエル・L・ジャクソンは大好きな俳優の一人なのですが、 今回の彼は特にいいっす!最近の彼の出演作「アンブレーカブル」「シャフト」「スターウォーズ」どれも良かったですが(トリプルXは除く!あれはきつかったです。)今回の映画はよくできてます。

ストーリーは、全然別の人生を送る2人の男がある朝、ふとした車線変更(チェンジングレーン)で接触事故を起こし、そこから人生もチェンジングレーンしてしまう1日を描いた物です。
まだ見ていない人も多いと思いますのであまり詳しくは、言えないのが残念です。(うずうず。)
全編90分くらいの中に濃厚な1日が詰め込まれています。つまらない映画は時間が長く、面白い映画は短く感じるのが常ですが、この映画は面白いのに長く感じます。それぐらい濃厚な90分(劇中では1日)なのです。
特にはげしいアクションやCGがなく、ほんとストーリーで見せるってかんじですね。
そのぶん演技力がないとどうしょうもなくなるところですが、さすがうまいです。もうひとりの主役、ベン・アフレックもナイスです。
この作品ではサミュエル・L・ジャクソンは少し太らせてふけた感じの役つくりでしたが、しゃべりだすと例のあの声にしびれてしまいます。

人間の中にある「善」と「悪」が1日の枠のなかで移り行く様がうまく描かれた1本です。是非!
 
     
     
  VOL.3 2003/6/16  
  先日、出張でタイにいっとりました僕は帰国後、タイの映画でも見るかと思い、前から気になっていたビデオを借りました。
それが今回のお題目「アタックナンバーハーフ」です。

公開当時、ちょっと話題になったのですが「うーん、面白いんだろか?」と見ずにおったのです。
今回、見てみて面白いこと。ニューハーフ(1人除く)のバレーチームが、男子のバレーボール大会で(当たり前ですが)全国優勝するまでの軌跡を描いた、スポ根コメディです。おまけに実話なのが驚きです。

「少林サッカー」以来、スポ根コメディは要チェックカテゴリーですが、こちらはCGなしです。いろいろな背景を背負ったニューハーフたちと、彼らをとりまく人々とのふれあいがハートウォーミングなのです。
中心的役割のニューハーフの「じゅんちゃん」がいい!彼の両親が、まるでふつうの女の子として彼と接しているところは、「いい家庭だな。」と素直に思ってしまいます。

笑いあり、涙あり(?)のこの映画、最大の見所はなんと「エンドクレジット」なのですねー。気になるでしょ。
気になった人は、見てください。

実は、僕はタイ出張中の夜はひまなのでビリヤード場に行くのですが、そこの店員のこがニューハーフでした。
そして、どうも彼に好意をもたれたようで、対応が他のお客さんと全然ちがうのです。そこはかとなく、丁重にお断りしましたが、その彼が上記の「じゅんちゃん」にそっくり。
そんなこんなで、今回は 「アタックナンバーハーフ」でした。
 
     
     
  VOL.4 2003/7/11  
  最近暑くて、どうも睡眠不足ぎみな日々を過ごしている僕。というわけで今回は「インソムニア」です。
インソムニアって、不眠症という意味らしいっす。

アル・パシーノとロビン・ウィリアムズという大看板2人が主演のサスペンス映画なのですが、タイトルから僕はかってにホラー映画かなと思ってビビッテ見ないでおったのです。
なんかタイトルの響きが昔のイタリアホラーぽいじゃないですか。(そんなの思うの僕だけ?)

ロス(だったと思う)からアラスカに事件を追ってわたった刑事(アル・パシーノ)が白夜に悩まされながらも犯人(ロビン・ウィリアムズ)を追う刑事物なのです。僕はこの映画でアラスカに白夜があることを知りました。そして、多くの人が不眠症になってしまうことも知りました。

サスペンスなのでストーリーに関しては多くは語りません。口チャックです。
差し支えのないところで見所は、悪役ロビン(最近またやってますよね)もさることながら、不眠症の描写です。
ベッドの中で何度も寝返りをうちながら、「寝なきゃー!」と苦しむシーンは誰もが1度は経験したことがあるのでは。
そして不眠が数日続いたあと、雨のなか車を運転するのですが、そのときワイパーの動きに目がくらむシーンは、車を運転する人ならゾッとしちゃいます。睡眠のありがたさ実感です。

ストーリーもよくできたこの映画、眠れぬ夜にどうぞ。面白くて、もっと眠れません。いっそ朝まで起きときましょう。
では、僕は眠くなってきたのでこのあたりで。おやすみなさーい。

追記。「狼たちの午後」のアル・パシーノ、最高です。そして昔、榊原郁恵の歌にもあるように(なつかしー!)彼はやっぱりハンサムです。
 
     
     
  VOL.5 2003/8/18  
  ビデオナイト久々の更新であります。さぼっていたわけではありませぬ。
こまめに映画を見とるのですがなかなかヒットに恵まれませぬ。昨日の夜も、バントヒットを狙って「007 ダイ アナザー デイ」を見ました。大好きなハル・ベリーも出てるし。
ところがこれが、まとまりのない映画で、、、。ほとんど007シリーズは見てますが、これは、、、という感じでした。
ちなみに異論はあるでしょうが、僕はロジャー・ムーアのボンドが一番好きです。しかも吹き替え版の。

というわけで、今回はだいぶん前に見た映画です。007と全然関係ありませんが「グリーン・デスティニー」です。
19世紀の中国を舞台にしたこの映画、素直に面白いです。剣の達人リー(チョウ・ユンファ)は盗まれた秘剣グリーン・デスティニーを追って貴族の娘(チャン・ツィイー)を疑うが!アクションありーのラブロマンスありーのと映画の面白さてんこ盛りです。
「マトリックス」のユエン・ウーピンが仕掛けるワイヤー・アクション、本場のカンフー、脂の乗り切ったチョウ・ユンファ、やっぱりかわいいチャン・ツィイー、よく出来たストーリーと見所はたくさんありますが、特に僕のおすすめポイントは次の2点です。

その1。チョウ・ユンファと愛し合っているのにお互いの気持ちを口に出さない女性を演じるミシェル・ヨー。
この恋がホント、プラトニックなのです。見ているほうがやきもきするほどです。でも美しいのです、これが。
ミシェル・ヨーが醸し出す大人の女性の凛とした美しさを見ていると「チャン・ツィイーもまだまだ子供だね。」なんて思えてきます。

その2。すごくきれいな衣装です。衣装自体も金糸を使ってたり、すごく凝った刺繍をしてたりときれいなのですが、その衣装をナイス重ね着をしてるのです。めっちゃ、おしゃれです。これから見る人は注目してくださいね。

追記。「アンナと王様」のチョウ・ユンファもかっこいいっす。
 
     
     
  VOL.6 2003/10/17  
  予約していたDVDがやってまいりました。前日からわくわくです。 というわけで、もちろん今回は「マトリックス リローデッド」です。

映画館で見ることが出来なかった僕は、DVDの発売をこころまちにしておりました。
この間、映画館で見た人からいろいろな感想が聞こえてきました。賛否両論です。
否の意見は、「キャラクターが多すぎる。」から「難解でよく分からない。」、「カーチェイス、格闘シーンが長い。」というものでした。僕は、そんな前評判の先入観を持たずに じっくりと、鑑賞できたと思っています。

僕の感想は、単純に「面白かった。」です。上記の否の意見も気になりませんでした。
僕の買ったDVDには、メーキングが付いているのですが、本編鑑賞後に見るとこれが面白いこと。
ここまで、緻密な作業と膨大なコストをかけてこのシーンを撮ったのかと思うと 、カーチェイス、格闘シーンをたっぷり見せたくなるのも人情です。
パラレルワールド物特有の難解さ(?)もさほど気になりません。PC内のプログラムの擬人化も、いいアイデアだと思います。(ネタばれになってしまうので、あまり詳しく話せませんが。)

ここまでやるかというほどのお金と人材を投入した作品です。なんせ、撮影用に高速道路を作っちゃうくらいですから。たしかに、お金をかけりゃーいいって物ではありませんが、この映画はその成功例だと思います。

このスケールの大きな話、次回作「レボリューションズ」でどう完結させるのか。ホント、楽しみです。
今まで、スケール大きすぎでとんでもないオチで完結したSFシリーズや、強引、最悪な出来の3部作目で愕然となったホラー小説が頭をよぎりますが、今回は大丈夫でしょう。(期待を込めて。)

ところで今回の「リローデッド」、ちょっとエッチです。お子様と見る時は要注意です。
 
     
     
  VOL.7 2003/11/9  
  以前から気になっていた作品を先日見ました。これが大当たり。
今の所、いろんな意味で今年一かな?(ということは、今年の遠藤賞の可能性アリ!?)
その作品とは「ボウリング フォー コロンバイン」です。

コロンバインという言葉で思い出される方も、おられるかと思います。
1999年、アメリカのコロンバイン高校で起こった高校生による銃乱射事件。この事件を中心にアメリカ銃規制問題、
メディア、企業、政府、全米ライフル協会などの取材で構成されたドキュメンタリー映画です。
重いテーマのなかにマリリン・マンソンやサウスパークの作者のインタビューを織り交ぜ、予備知識がなくても2時間興味深く見ることが出来ます。
映画のなかで問いかけられる点に関しては、このページで私見を語るのは ちょっとヘビーで長くなりそうなのでひかえます。

ただ、言えるのは2点。まずはひとつめは、なにかしら情報を得る時の受け手の姿勢についてです。
テレビ、新聞、映画 そしてこのインターネットからの情報をいかに客観的に冷静に取り入れていくか。誤解や思い込みから生まれる悲劇の怖さをあらためて痛感しました。

ふたつめは、この映画全体に流れるユーモアです。特典映像の監督のインタビューで監督自身も語っていますが、ユーモアの持つ力を再認識します。

監督マイケル・ムーアというおじさんを、「なんだか、うさんくさいなー」なんて思っていましたが、そんな思い込みなど持たずに鑑賞することをオススメします。

なんだか今回は硬めになってしまいましたが、秋の夜長、たまにはこんな映画でいろんな事を考えてみるのも良いのでは、ということで 「ボウリング フォー コロンバイン」でした。
 
     
     
  VOL.8 2003/11/29  
  今回はイラン映画っす。と聞いてピーんと来た人も多いのでは。一時結構、話題になりましたよね。
そう、お題目は「運動靴と赤い金魚」です。

舞台はイランの貧しい地区。おとうさん、おかあさん、3年生のお兄ちゃんに、1年生の妹が出てきます。
ある時、お兄ちゃんは修理に出した妹の運動靴となくしてしまいます。
貧しいので、運動靴は一足しかありません。両親に叱られるのが怖い少年は、妹に内緒にして欲しいとお願いします。その日から一足の運動靴をこうたいごうたいに履いて通学する日々が始まります。
そりゃ、妹が学校から出てきてから登校するお兄ちゃんは当然、遅刻連発です。
先生に目をつけられるは大変です。

そんな折、学校対抗のマラソン大会が行われます。なんと、大会の3等賞は運動靴!お兄ちゃんは妹のために走ります。と、こんなストーリーです。
こころ洗われます。お子様に見せるのもいいかもしれません。物の大切さ、人のやさしさの大切さあらためて感じてしまいます。

この映画のいいところは、本当に悪い人が出てきません。武者小路実篤級に出てきません。
お金持ちの家の子供や遅刻を叱る先生も、みんないい人なんですよねー。なんか救われちゃいます。
そして、出演者のお兄ちゃん、妹は本当に貧しい地区の素人の子供なのです。これが、うまいのです。

タイトルにある「赤い金魚」のシーン、ほんとキレイです。 癒されたい時、オススメの映画ですよ。

追記。マラソンシーンのスローモーションの演出、昔の日本映画が彷彿となるのは僕だけでしょうか。
 
     
     
  VOL.9 2004/1/16  
  皆様、明けましておめでとございます。久々のビデオナイト更新でございます。
まずは今回は、2003年に見たビデオの中でいちおしを決める「えんどう賞」の発表でございます。
(なにを勝手に言っておるのだと、つっこまないでくださいね。)
と申しましても 、山のように見ていない作品がありますので、あくまで僕の見たビデオの中から選んだ偏ったものです。
そのあたりご理解を。では、発表だす!どろどろどろどろー じゃーん。(ドラムロールです。何かが溶けているわけではありません。)
2003年えんどう賞は!「ボーリングフォーコロンバイン」だす!
マイケル・ムーアさん、おめでとうございます。また、いい物作ってくださいね。

去年のことはさておいて、今年一回目のお勧めビデオをご紹介です。

先日「リベリオン」なる映画を見ました。ジャケはマトリックスのぱくり(失礼!)ぽっく、早い話がB級映画独特の匂いがぷんぷんです。
結構B級映画好きの僕が飛びついてしまいました。B級映画って期待しないで見るからでしょうか、少しでも面白いとすごく面白く感じちゃうのですよねー。

この映画もそんな感じです。だから、あまり期待しないで見るのがコツです。
ストーリーは全然マトリックスとは関係なく、ちょっとフィリップ・K・ディックの近未来小説+派手なアクションって感じです。時間も100分程度なので退屈な夜の暇つぶしには、効果を発揮いたします。

最近、「24」にハマッテいるえんどうでした。今年もよろしくです。
 
     
     
  VOL.10 2004/4/15  
  いやー、久しぶりにゆっくりと映画を見たっす。先日もお話しした通りリニューアルで大忙しで。
どうでしょうニューサイト。また、感想やお気づきの点などあればお教えくださいね。

というわけで今回見た映画は、リドリー・スコット監督&ニコラス・ケイジ主演の「マッチ スティックメン」であります。
異常なまでの神経質さ、潔癖症の詐欺師ニコラス・ケイジがおりなす、騙し騙されのこのドラマ。詐欺師ものらしくどんでん返しありですが、これは重要ポイントではありませぬ。

どんでん返し好きのかたには、「スティング」や「ユージュアルサスペクト」がおすすめであります。
この映画は、この特異なキャラクターの主人公がいろいろ人々とおりなす、ハートウォーミングな映画であります。
なんせ詐欺師の映画なので悪い人がたくさん出てくるのですが、どうも憎めない、どこかかわいらしささえ感じてしまう人たちばかりなのです。

そのなかで、主人公の神経質さっぷりの変化を観察してみてください。
見終わった後で「癒し」に、ついてなんて考えてしまいます。
ご覧になった方はご存知でしょうが、主人公はドアや鍵を「1.2.3!」と閉めます。(見ていない方には、訳が分かりませんね。)

実を申しますと、私も鍵を掛ける時に(鍵を掛ける時だけですよ!)「1.2.3!」と
する癖があるのです。これは、カミングアウトですね。
この映画は、もう他人事ではありませぬ。どうりで、みんなが僕に見ろ見ろと言っていた訳です。
この映画を見て、この癖は治そうと決心した次第です。

それくらいニコラス・ケイジ、めっちゃうまです。おすすめ!