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    旧コラム「ビデオナイト」のバックナンバー!
     
  ビデオナイトその1 いにしえの2003年5月15日スタートから2004年4月15日分
ビデオナイトその2 2004年7月20日から2006年2月16日分
  ビデオナイトその3 2006年3月6日スタートから2008年1月16日分



  VOL.11 2004/7/20  
  久々のビデオナイトでございます!
今回、僕が見た映画はズバリ「ラスト サムライ」であります!
渡辺謙さんがアカデミー賞助演男優賞とるかどうかで昨年話題になったやつですね。
やっとこさ僕は見たわけですが、それまで絶賛の意見やその反対の意見が飛び交っておりました。
まあ、それくらい話題作だったということですね。

そこで僕の感想ですが、素直に感動しました。すばらしかったです!
僕はいろんな映画を見て涙を流すことはよくありますが、 同じ涙でもあるシーンが悲しくて(例えば、別れのシーンだったりとか)涙が出るのは普通だと思うのです。
誰だって、ちいさな子供が死んじゃうようなシーンって悲しいじゃないですか。
それよりもそのシーン自体の感動ではなく、ストーリー全体があるシーンに感動を与える作品ってすごいと思うのです。
その際たるものは、僕にとって「E.T」なんですよね。だって自転車が空を飛ぶなんてシーンで号泣できちゃうんですもの。

「ラスト サムライ」もそんな風に、いつのまにか涙し鳥肌がたっておりました。
この映画を作ろうとした製作者でもあるトム・クルーズは本当にすばらしいと思いました。
この映画を製作・公開した時のアメリカの状況を考えると、トム・クルーズのメッセージみたいなものを感じてしまうのは考えすぎでしょうか。
トム・クルーズ演じる主人公が、アメリカ先住民に対する自分の行いにトラウマをもっている設定もよかったと思います。

そんな歴史をもっているのもアメリカ、そしてこんな映画をつくっちゃうのもアメリカなのかななんて、いろんなことを考えてしまうこの映画。お勧めであります。
 
     
     
  VOL.12 2004/9/7  
  すこーし夜が長くなってまいりました。いよいよおうちで映画なんて見るには最適な季節到来であります。
(オリンピックも終わっちゃいましたしね。)

そんな秋の始まりに今回ご紹介するのは、「サイダーハウスルール」であります。
タイトルを直訳すると、「果樹園の規則」となるのですが、これがナイスタイトルであります。

映画を見れば分かるのですが、全体を通してこのタイトルがきいております。
主演は今スパイダーマンでビンビンのトビー・マグワイア。これが上手い!めちゃうまです。
時代は第二次大戦中、舞台はアメリカの孤児院でのお話し。
ひきとりてのいなかった孤児ホーマー(トビー・マグワイア)と父代わりになった孤児院の医師(マイケル・ケイン)の物語。
成長した孤児ホーマーは孤児院を出て、外の世界への旅に出ます。
果樹園で働くこととなった彼はいろいろな人々との交流を通して成長していきます。

と、まあこんなあらすじなのですが、ズバリ号泣ものです。
そして見終ったときに「サイダーハウスルール」というタイトルをかみ締めてしまいます。
特筆すべき点は、心和む音楽のよい事!暗くなりがちなストーリーですが、きれいな音楽と子供たちのかわいい笑顔に救われたような心地になります。

監督はシッピング・ニュースのラッセ・ハルストレム、注目は原作者であるジョン・アービング自ら脚本しているのです。
今、売れ売れのシャーリズ・セロンも出演でよいのですが、僕の注目はマコーレー・カルキンの弟のキーラン・カルキン演じるバスター!これが光っております。

秋の始まりに、こんな映画を見て涙を流しやさしい気持ちになるのも良いのでは。
 
     
     
  VOL.13 2004/11/9  
  すっかり肌寒くなってまいりました。いよいよお家にこもって映画三昧な季節であります。
さて今回の映画は、少しまえの物になりますが「キャッチ ミー イフ ユウ キャン」です。
訳すと「捕まえられるものなら、捕まえてみんさい」ですね。

ご存知の方も多いと思いますが、ディカプリオ+トム ハンクス&スピルバーグ(必殺トリオですね。)の
詐欺師のお話です。
それにしてもスピルバーグは大変だと思います。スピルバーグってだけで、みんな凄い期待して見ちゃいますものね。普通の出来なら、ダメだなんて言われます。でも、そのこと自体スピルバーグの凄さなんでしょうね。

この映画、小切手詐欺師のディカプリオとそれを捕まえようとするFBI捜査官のトム ハンクスの物語なのですが、驚くことに実話なのです。映画の監修・原作とご本人の元詐欺師の方がやっておられるのです。
(世界を騙した男ってタイトルで本もあります。)
あまり詳しくは、ネタばれしそうなので話せませんが、結末は日本ではありえません。
これがありえちゃうのだから、アメリカですね。その後ご本人がこの映画の監修をしちゃってることが、
またアメリカだな〜なんて思ってしまいます。

詐欺という犯罪の話なのに、なぜかほほえましく温かい映画に仕上がって、いかにもスピルバーグって感じです。
それに時代背景から、登場してくるファッションや音楽がミッドセンチュリーでかっこいいです。
僕はパンナムのバッグを見ていて欲しくなっちゃいました。

追われるものと追いかけるものの間に芽生える友情に、共感してしまうのはやっぱり「ルパン3世」で育った世代だからでしょうか。
おすすめ映画になぜか詐欺師ものが多いことに気付きつつおすすめであります。

追記。 まあ、人生いつ何があるか分からないということですね。
 
     
     
  VOL.14 2005/1/8  
  あけましておめでとうございます!今年もビシビシビデオナイトであります。

年末に映画を結構たくさん見ました。 まずは、「スパイダーマン2」です。
前作はCG満載で、まるでアニメを見ているようでちょっと興ざめだったので、「2」はあまり期待せずに見たのですが、これがなかなか良いのです。やっぱりトビー・マグワイアはうまいです。
なかなかのラブストーリーに、不覚にもちょっと感動してしまいました。やっぱり愛ですね。

ところで、今回のお題は「スパイダーマン2」ではありません。ずばり「マッハ!」です。
もうめっちゃ面白いです!では、 タイで作られたこの映画を見る前に予備知識です。
ご存知の方も多いと思いますが、この作品はCGなし!はやりのワイヤーアクションなし!スタントマンなし!の体当たり痛快アクションムービーです。
主演のトニー・ジャーはスタントマン出身の役者さんで、リハーサルから4年の歳月をかけてこの作品を作ったそうです。

僕はこの映画を見て、まるでバールのような物で頭を殴られたぐらい衝撃的でした。
この衝撃は、初めてブルース・リーを見てヌンチャクの練習をし、初めてジャッキー・チェンを見て酔拳のまねをしまくった時以来です。
ジャッキーに続くアクションスターがタイにいたのですね。感動です。
トニー・ジャー自身、香港アクション映画が大好きらしいのですが、それはこの作品のエンディングを見れば一目瞭然です。ジャッキー作品名物のNG集で最後まで僕たちを楽しませてくれます。
この作品は、まさにジャッキー・チェンへのオマージュなのです。

映画は大衆娯楽なんだと、再認識させてくれた「マッハ!」。2004年、すべりこみで「えんどう賞」決定です。
トニー!僕に感動をありがとう!
そんながんばるトニーを皆様も、見てくださいね。
 
     
     
  VOL.15 2003/3/24  
  人生って、ひょんな事からとんでもない事に巻きこまれちゃったりするのですよね。
ちょっとした一言がすごい大事になったりと、いつ何時何があるか分かりません。
というわけで、今回はまさに巻き込まれるっていう意味の「コラテラル」です。

トム・クルーズが悪役ってことで評判になった映画ですね。トム・クルーズファンのわたくしとしては、即チェックです。
麻薬組織の証人を暗殺するため雇われた暗殺者ヴィンセント(トム・クルーズ)は、一晩で5人の殺害を実行するためにロスにやって来ます。
ヴィンセントは殺害実行のためにタクシーを拾います。タクシーを運転していたのは、いつかリムジンの会社を興したいと夢見る平凡なタクシードライバーのマックス(ジェイミー・フォックス)。
手違いから自分が暗殺者だとマックスに知られてしまったヴィンセントは彼を人質にして犯行を続けていきます。
やがて巻き込まれたマックスの反撃が始まり、、、。なんてストーリーです。面白そうでしょ。そう、面白いのです。

マックスを演じたジェイミー・フォックス、最近では「レイ」でアカデミー主演男優賞をとってのりのりですね。
トム・クルーズ目当てに見たのにジェイミー・フォックスの上手さにしびれちゃいました。
(もちろんトム・クルーズもいいのです。 )
そして監督マイケル・マン。「インサイダー」や「アリ」、「ラスト オブ モヒカン」の監督ですね。
カット割りや挿入される音楽が本当にいいのです。
そして象徴的なコヨーテの目が光るシーンの挿入、たまりません。是非、ご覧あれです。

彼は、昔テレビシリーズの「スタスキー&ハッチ」の脚本を手がけていた事もあるらしいのです。
「スタハチ」ファンの私は郷愁に胸打たれてしまいます。

なにわともあれ、こんなことには巻き込まれないよう祈るばかりのコラテラルでした。

追記。もう一人のキーパーソン、アニーを演じたジェイダ・ビンケット スミスはマトリックスのナイオビです。
 
     
     
  VOL.16 2005/5/14  
  某大手レンタルビデオチェーンのT屋さんは毎週月曜日にレンタルすると半額というのに気が付き、けちな僕は毎週月曜日ごとに一週間レンタルを繰り返す日々。
そんな訳で最近は結構、高密度なビデオナイトを過ごしております。ハズレもたくさん見ちゃいましたが、その中で大当たり発見です。というわけで、今回は当たりだった 「ヴィレッジ」です。

監督はあのM・ナイト・シャマラン。そう「シックスセンス」「アンブレーカブル」「サイン」のあの人です。
という訳でストーリーの詳細(特に後半の)は口チャックです。
「シックスセンス」なんて見る前に結末言われた日には、末代まで呪ってやろうと思いますものね。

では、かるくあらすじを。
19世紀のある村。素朴で平和な日々が過ごされております。そして、その村を囲む森には魔物が住んでおり、村人は静かに村の中だけで生活しております。
村人は森には入らず、魔物は村には入ってきません。人と魔物との協定です。
魔物は赤い色を好み、黄色を忌み嫌うため、村人は黄色いマントを着ています。
そして、村人の家々には年長者しか存在理由を知らない謎の箱があります。
そんな中、好きな男性の治療薬を手に入れるため、一人の盲目の少女が森を抜けようと決心して、、、。

どう?面白そうでしょ。そう面白いのです。
映画の隅々にちりばめられたサイン。そして斬新なストーリー。M・ナイト・シャマランの真骨頂ですね。

インド出身のシャマラン監督。10代の時には既にたくさんの映画をとっていたらしいです。
さすが映画大国。きっと実家はお金持ちだったのだろうと勝手に想像してみたりしております。
シャマラン監督は自分の映画にちょっとだけいつも出るのが恒例です。
皆様も映画を見るときは、インド人である彼を探してみましょう。

発見した時は「ナマステー!」とごあいさつであります。
 
     
     
  VOL.17 2005/6/27  
  僕の生まれてきてからの世の中の出来事で、心底驚いたことのひとつにベルリンの壁の崩壊というのがありました。
テレビの画面の中で、壁が崩され二つの国が一つの国に変化していく光景は衝撃的でした。
そんな歴史の激動を、ひとつの家庭の視線からユーモラスに、なおかつ切なく描いた秀作「グッバイ レーニン」をご紹介です。

主人公の青年(ダニエル・ブリュール)は、母と姉の3人で東ドイツで暮らしていました。
父は彼が少年時代に、西ドイツに恋人ができたことがきっかけで家族をすてて西ドイツに亡命してしまっています。
そして母は、その父の行動が原因で愛国運動に傾倒していきます。
ある日、母は青年へと成長した彼の前で心臓発作で倒れ昏睡状態になってしまいます。
そして、眠り続ける母を時代の流れの中に取り残したまま、国家は大きな変化を遂げて行きます。
ベルリンの壁は崩壊し、彼女の愛した東ドイツは様変わりしてしまいました。
そんな様変わりしたドイツで、母は突然目を覚まします。
そして、母の主治医から青年に告げられたのは、「精神的なショックを与えると、命が危険である。」ということでした。こうして、母の命を守るため、青年の大きな嘘が始まります。
愛国者だった母に東ドイツがなくなったことは、大きな衝撃です。
彼は、母の周りを東ドイツの時のように演出していきます。友人を巻き込み(この友人は西ドイツの人なのです。)当時のニュース番組を作ってみたりとてんてこ舞いになっていきます。そして、、、。

この映画を見ていると、なぜだか分からないのですが、まず「可愛いなあ」と思っちゃいました。
登場人物が、みんなどこか可愛いのです。
悪い人が出てきません。そしてみんなどこか間が抜けているというか、なんというか。
とにかく、愛しい人たちなのです。

激動の歴史を、こんな愛に溢れた映画を通して感じてみるのはいかがでしょうか。
おすすめであります。ラブ&ピース。
 
     
     
  VOL.18 2005/10/25  
  久々の更新ですみません。おすすめの作品になかなかめぐり会えませんでした。(言い訳その1)
皆様からの「そんなのもう見たよ 」なんていうツッコミが聞こえてきそうで、なるべくメジャーな作品をさけて、大手レンタル屋さんTの未公開映画コーナーなんて見まっくちゃいました。
なるほど、これは未公開だななんて作品が連発でトホホであります。
そこできて、「24 シーズン4」のリリース。どっぷりと24ワールドに浸ってしまいました。(言い訳その2)
じゃあ、 「24」を紹介すればということなのですが、ご覧の方はお分かりかと思いますが、これは何も語れません。
どんでん返しの連続を楽しむこの作品、いらぬ事を語るとお叱りを受けること間違いなしです。
(まだ 「24シリーズ」を体験していない方。こんな楽しみが人生に残っているとは羨ましい限りです。)

しかし、秋の夜長の映画には、もってこいの季節。何もご紹介しないわけにはいきませぬ。
そこで、昔見た傑作たちのなかから、今回はコレ!間違いなしの傑作「十二人の怒れる男」です。

なにを今更、なんて方も多いかと思いますが、そこはご勘弁を。
1957年のこの作品は、12人の陪審員が討論を繰り広げる、所謂「法廷物」なのです。
といっても、何も小難しい物ではありません。
殺人事件の陪審員(国民から選ばれた一般の人)に選ばれた12人の男うち、たった1人(ヘンリー・フォンダ)だけが証拠に疑問を感じて、みんなで議論する。それだけの映画です。
全編96分のほとんどは議論だけです。当然、ほとんど会議室のセットのみで展開していきます。

コレが、面白い!!シナリオ&演出でこんなに素晴らしい映画が出来ることに感動です。
監督のシドニー・ルメットの劇場デビュー作「十二人の怒れる男」、まだ見ていない方は必見です。

追記。 裁判員制度が始まったら、いつ選ばれるか分からない私たちも他人事ではありません。ドキドキですね。
 
     
     
  VOL.19 2005/12/22  
  近所に新しいレンタル屋さんがオープンいたしました。オープンから数日間はキャンペーンで 、なんとDVDが1本10円という太っ腹!もちろん私はしこたまDVDを借りこんでまいりました。大盤振る舞いです。
という訳で、今回のご紹介は「CODE46」です。

舞台は、環境破壊の進んだ近未来。 世界は管理された都市部と砂漠の無法地帯に分けられ、2つの世界の通行には、許可証が必要です。そしてその世界ではCODE46という、遺伝子の近い物同士の交配を禁止する法律が堅く守られています。
と、ここまで聞けば「おっ。SFだね。」と思っちゃいますが、(実際、SFの分野の所に陳列されているのですが。)これが、ぐっとくるほどのラブストリーなのです。

通行証偽造事件の捜査に派遣された調査員ウィリアム(ティム・ロビンス)は、犯人がマリア(サマンサ・モートン)という女性であることを突き止めます。しかしマリアに直感的に恋をしたウィリアムは、彼女をかばう報告をし、やがて2人は恋に落ちていきます。
妊娠したマリアを待ち受けていたのがCODE46。ウィリアムがいない間にマリアは、中絶されたうえにウィリアムの記憶を消されてしまいます。

本当に切ないラブストーリーです。記憶を消される悲しさ、記憶が残る切なさが胸を突きます。

スタイリッシュな映像、エスニックな衣装、コールドプレイの音楽が、またいいのです。

胸にしみる切ないラブストーリーを、ご堪能くださいませ。
この映画のラスト、たまりません。
 
     
     
  VOL.20 2006/2/16  
  すっかり2005のえんどう賞を決めるのを忘れておりました。
(ちなみにえんどう賞とは、僕が1年間で見たレンタルビデオの中で一番良かったものを、個人的に選ぶ大きなお世話且つ、大変名誉ある賞であります。)
というわけで、2005年の栄えあるえんどう賞は!「ヴィレッジ」に決定です。
M・ナイト・シャマランさん、おめでとうございます。なますてー。

えんどう賞はさておき、今回のビデオナイトのご紹介は「チャーリーとチョコレート工場」です。
ご存知、ティム・バートン監督とジョニー・デップがタッグを組んで作った娯楽作品ですね。
原作「チャーリーとチョコレート工場」は40年以上世界で読まれているファンタジーらしいです。
この作品、公開前の評判では、なかなか賛否両論があったようですが、僕自身は結構楽しめました。

内容は、いじわるな子や自分勝手な子には良い事がなくて、やさしい子に良い事がやって来るという本当に分かりやすいく道徳的なものです。健全ですね。
その良心的なストーリーのなかで、おかっぱ頭のジョニー・デップが毒を吐くのですが、男前はおかっぱ頭でもやっぱり男前でした。うらやましい限りです。
そして、チョコレート工場で働く不思議な小人のウンパ・ルンパというのが出てくるのですが、彼らが事あるごとに登場し、ところ狭しと歌って踊ります。のりのりです。

これから「チャーリーとチョコレート工場」を見ようという方には、是非手元に板チョコを置いての鑑賞をおすすめします。
僕は見終わった後、むしょうにチョコが食べたくなり、板チョコをココアで食べるという暴挙に出てしまいました。

(追記)男前を確認するために「パイレーツ オブ カリビアン」を見ました。やっぱり男前なのですね。
ジョニー・デップ万歳です。